プラグインの基本構成

基本事項

プラグインのファイル構成

プラグインはシステムモジュール(nsmsgs.exe)のあるフォルダ直下の"Plugins"フォルダ直下に置きます.それより下位のフォルダについては検索されません.

設定ファイルなど,プラグインが参照するファイルについては,他のプラグインとの競合をさけるために,DLLと同名の下位フォルダを作成して,その中に入れて下さい.

例としてfoo.dllという名前のプラグインの配置を図3.2.1[プラグインとその設定ファイルの場所]に示します.

プラグインとその設定ファイルの場所

プラグインの実装

プラグインDLLは表3.3.1[プラグインがエクスポートする関数]に示す3つの関数をエクスポートする必要があります.

プラグインがエクスポートする関数
関数名 機能
GetPluginInfo システムモジュールがプラグインの情報を取得するために利用します.
Initialize プラグインが読み込まれた時,最初に一度だけ,プラグインを初期化するために呼ばれます.
Terminate プラグインを破棄する直前に一度だけ呼ばれます.

Initialize関数の実装

システムモジュールから呼び出されることが保証されている関数は先の3つだけなので,プラグインの動作を考えた場合,特にInitialize関数における処理は重要です.一般に,Initialize関数では以下のような作業を行います.

また,Initialize関数ですべきでない作業には以下のようなものがあります.